文京区は東京大学を筆頭に、水準の高い学校が集まっているだけあり、文化的・教育のレベルが高いと言うイメージが持たれています。
実際、有名私立中学受験を考えて、文京区の名門小学校を希望するケースも多く、学区をこえた越境入学の状況も気になるところです。
■文京区の越境入学の実態は?
公立学校の場合には、住んでいる自治体によって学区が決められていますから、希望の学校があっても、学区内に住んでいなければ、基本的には入学が認められません。
学区内に引っ越してしまえば問題ありませんが、学区内に住む親戚のところから通学することにして申請するといった微妙なケースもあるようです。
定員割れしている場合には、住まいが学区内でなくとも、両親の勤め先があるからなどの理由で認められることもあります。
けれども、文京区の3S1Kなどと言われる有名小学校では、定員割れがなかなかありませんから、希望の学校の学区に引っ越してしまうのが得策です。
実際、11月頃には、学区内の物件の動きが激しくなるとも言われていますから、引っ越しを考えるのであれば、それまでに準備しておきたいですね。
■人気小学校と学区の範囲
『誠之小学校:東京都文京区西片2-14-6』
学区~白山1丁目、本郷6丁目、西片1丁目、2丁目、向丘1丁目、2丁目
戦前から名家の子弟が多く、“誠之小⇒一高⇒帝大=エリート”というブランドができあがっています。番町小・青南小・麹町小・白金小とならぶ名門公立小学校です。
『昭和小学校:東京都文京区本駒込2丁目28−31』
学区~本駒込2丁目、3丁目、4丁目、5丁目、6丁目
中学受験を視野に入れて入学する人が多く、経済的にも余裕があり、教育熱心な家庭が多い小学校です。入学にあわせて引っ越してくる人もいます。
『千駄木小学校:東京都文京区千駄木5丁目44−2』
向丘2丁目、千駄木3丁目、4丁目、5丁目、本駒込3丁目、4丁目
比較的規模が大きく、歴史ある学校で、教育環境も良いと評判です。水泳選手の北島康介選手の出身校でもあり、指導に訪れたこともあります。
『窪町小学校:東京都文京区大塚3丁目2−3』
小石川4丁目、5丁目、白山3丁目、小日向4丁目、大塚1丁目、2丁目、3丁目
創立90年の歴史ある小学校。学校の方針や、指導法がしっかりしていると評判です。中学受験を視野に入れている場合の公立校選びに名前が良くあがります。
人気のある学区に、特例を使って越境入学というのは、規制も厳しくなっています。
引っ越しを学区にあわせた物件選びが出来る文京区を得意とする不動産屋さんに相談すると良いですね。