駒込は古を思わせる史跡が豊富です。飛鳥時代に社殿ができたなど、一気に1,300年に遡るのですから歴史浪漫にあふれていますね。江戸時代は武家屋敷も多かったという駒込には、神社も多く、古くから日々との生活が続いてきた土地なのだと感じさせられます。そんな駒込周辺の神社を紹介しましょう。
■駒込妙義神社
所在地:東京都豊島区駒込3丁目16−16
ヤマトタケルノミコトが、東夷した時に、こちらに陣営を構えたとされ、社殿ができたのも飛鳥時代のことだと言い伝えられています。
戦勝のご利益があるとされ、「勝負の神様」「戦勝の宮(みや)」として親しまれてきました。
駒込・妙義神社の御朱印は境内左手の社務所にて受けられます。
初穂料300円。期間中は夏詣印が押されます。
■染井稲荷神社
所在地:東京都豊島区駒込6丁目11−5
「江戸名所図会」にも当時よりその場に鎮座していたことが記されています。
周りには、大名屋敷が多く、植木屋が集まっていた事から苗樹林が並び、歴代将軍が遊覧に訪れる名所となりました。
こうした造園したちの手によって生産された、ソメイヨシノ発祥の地でもあります。
ご不在のこともあるようですが、御朱印をいただくことは可能です。
■駒込天祖神社
所在地:東京都文京区本駒込3丁目40−1
創建の由緒は外宮権禰宜・渡会光親が源頼朝の為に祈願した史実によります。
例祭は9月16日。氏子13町会の連合神輿が、一斉に宮入を行います。道幅いっぱいに埋め尽くした人の間を神輿が掛け声とともに進みます。
御朱印は書き置き形式の授与。初穂料300円。
■駒込富士神社(駒込富士)
所在地:東京都文京区本駒込5-7-20
駿河の富士浅間社を勧請したことが現在の地で神社が祀られるようになった始まりです。
その名の通り、富士山に見立てた山の上に拝殿があり、山開きの6月末から7月はじめには、夜店が出てにぎわいます。昔からの富士山信仰の様子を思うことができますね。
富士山まではなかなか参ることができない人々も、駒込に富士神社があることで、普段の生活の中でお参りすることができたのです。
御朱印は、山開きのときのみに受けることができます。
■駒込散策と神社めぐり
駒込は、武家屋敷が多く、初夢の縁起物として言われる『一富士二鷹三茄子』は、駒込の名物を指しているという説があります。
『富士神社の富士山、徳川吉宗が置いていた鷹匠屋敷、名産のナス』が駒込の名物であり、この三種を夢に見ると縁起が良いと言われるようになったとか。
そんな時代の流れを感じさせてくれる駒込では、神社めぐりでパワーを貰ってみてはいかがでしょうか。