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住宅ローンはこれからどうなる?

住宅ローンは20年から35年という長い返済期間になることが多いですし、どうなるか気になりますね。
低金利が続いていますが、現在の水準がいつまで続くのでしょう?
2017年以降の住宅ローンを大胆予想してみましょう。

 

■住宅ローンの変動の材料とは?

住宅ローン金利の決まり方をおさらいしておきましょう。
多くの国内金融商品の金利は、長期国債の金利の上下に連動しています。
また、マイナス金利政策で一気に低金利傾向が進んだのは、銀行が、日銀にお金を預けるよりも、市場に投下したほうが良いと考えたからです。
手数料を取られるより、低い金利でも融資で貸し出したほうが利益になります。
2016年は、国内の金利政策の影響で低金利が続いていました。
国内の消費の冷え込みを防いで、経済を活性化させる目的出来すから、経済の安定や、好景気になれば、金利の引き上げが検討されるかもしれません。

2017年以降、大きな影響をあたえるのは…
①米トランプ大統領の政策、動向
②EU離脱派が選挙に勝利した場合の影響
③国内景気の動向
国外の政治動向で株や為替相場が大きく変動することが予想されますし、国内の景気動向で住宅ローンなどの金利が左右されるのです。

 

■2017年の住宅ローンはどうなる?

国内の景気回復はやや上向きであるものの、いまだ先行きは不透明です。
米トランプ大統領の活発な動きによって、アメリカでは、株価や金利が上昇しており、経済に期待が高まっています。
こうした動きにのって、円安・ドル高の傾向が続けば、日本の景気がよくなるとする見方もあります。
もし、国内景気が良くなるなら、金利引き上げが濃厚になってきます。
しかし、米トランプ大統領の発言は極端ですし、EUの各国の議会で、EU離脱派が台頭すると、ますます金融市場は乱高下する可能性が出てきます。
日本の金利政策は、2017年中は低金利にコントロールされ、景気の回復が感じられるタイミングで、徐々に金利引き上げを行うのはないでしょうか。
ただ、動きがあるのは早くて年末以降ではないかと言われています。(あくまでも予想です。)

 

■変動金利と固定金利

住宅ローンでは、短期で見直しをかける変動金利は思い切った金利を打ち出すことが出来ますから、0.5%を切るような金利が提示されていることもあります。
当面、変動金利では1%を切る金利が多い状態が続きそうですが、長期の固定金利でも、金利が実質1%を切るローンがあります。
フラット35の優遇条件を満たした場合には、0.3%引き下げを受けられるケースがあり、借り入れ9割以下、借り入れ21年~35年の2017年の1月の金利が「年1.120%~年1.690%」で、年0.82%で35年間借りられる可能性があります。
安全策を取りたい場合には、低金利が続いているうちに、固定を選ぶという考え方もできそうですね。

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