社長ブログ

不動産購入

不動産価格の考え方

住まいを買うと決めたら、不動産独自と申しますか、理解や考え方が必要なことは「価格」です。
不動産は個別性が非常に強い資産であるため、売り出されている価格が妥当なのか、その判断が極めて難しいという特徴があります。
特に売主が個人の場合、売主と買主の交渉により最終的な売買価格が決まることになります。
まずは、不動産価格に関する基本的な考え方を理解しましょう。

①同じ不動産は存在しない
不動産には一つとして同じものが存在しません。
同じ地域の土地でも、極端な話、隣り合っている土地でも、土地の形、面積、方位、接する道路、駐車のしやすさ、陽当り、隣地などの状況によって、価格が大きく変わることがあります。
また、同じ棟のマンションでも、階数、間取り、部屋の方位、管理状況、眺望、陽当りなどによって価格は変わります。
このように、不動産価格の妥当性を判断する場合には、不動産の特徴を踏まえて、物件ごとに検討する必要があります。
したがって、ネットに掲載されている情報だけではわからないことがたくさんあるということです。

②取引時期が変われば価格は変わる
たとえ同じ不動産であっても、取引する時期が変われば、価格も大きく変わる場合がございます。
したがって、不動産価格を判断する場合には、あまり昔の成約事例は参考にできないということです。
せいぜい2~3年ぐらいまで遡った成約事例が、参考に足る成約事例という考え方がBestです。

③不動産価格の調べ方

①②の情報収集にあたっては、現在では、インターネットの無料サービスを利用して不動産価格を調べることができます。

例えば「ウチノカチ」というサイトでは、ユーザー登録せずに、国土交通省の売買価格情報に基づき、マンション、住宅、土地および賃貸物件の価格相場・推移、家賃相場・推移を簡単に調べることができます。市区町村などのエリアや、マンション物件名から相場を調査したレポートや平均価格、築年数を簡単に調べることができます。

また、「トチノカチ」というサイトでは、全国の公示地価・相続税評価額・固定資産税評価額などの土地の価格相場に関する情報をワンクリックで簡単に調べることができます。


④最終的には売主と買主の合意が前提
不動産売買は、デパートなどで買い物をするように、提示された金額に対して「買うか、買わないか」の二者択一で成立するものではございません。
売主と買主の希望条件を調整し、合意したときにはじめて価格が確定します。
したがって、最終的に不動産購入申込書(契約前に意思を書面で提示する申込書です)は、自分の購入希望額を提示します。
そこから売主と条件をすり合わせます。
詳しくは以前配信した「価格交渉の際のポイント」をご覧いただけましたらと思います。

このように、不動産価格は個別の「取引」ごとに決まりますので、その価格を客観的なデータだけで完全に検証することはできません。
不動産の購入で後悔しないためには、①②③で、できるだけ多くの情報(専門家からのアドバイスも含みます)を収集して、価格に関する自分なりの確証を得ること。
④最終的な取引の相手方と誠実に交渉を重ねることにより、自分自身が納得した上で契約することが重要です。


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