不動産購入

ホームインスペクションの費用はどれくらい?

住宅購入の時には、安心して長く住める家なのか、補修が必要な箇所はないのか気になりますね。
専門家の調査をしておけば、客観的に修繕の必要な箇所がわかるので、リフォーム費用を計算に入れて購入の交渉に臨めます。
ホームインスペクション(住宅診断)の費用についてお話ししましょう。

■ホームインスペクションについて


ホームインスペクション(住宅診断)の料金は、5~7万円、機材を使用した調査、床下、屋根裏に侵入しての調査の場合は10万円を越えることもあります。
現在(2016年)は、義務化されていませんから、内見など本契約前に同行して判断してもらうことになるでしょう。
ホームインスペクションは、安心して中古物件を取引するために必要な調査として、早ければ2018年には法律で義務づけられる方向にあります。
欠陥住宅や、耐震構造の不備など、見た目にはわかりにくい欠陥や劣化がないか、専門家の判断でなければ判断できない部分があります。
住宅診断に準じた情報が提供されれば、中古物件の購入にも、安心感が増しますね。

■住宅診断のポイントは?


基礎、外壁、屋根、床下、内部、内部構造、天井裏、配管について、目視で見ていきます。
床下や天井裏に侵入して詳しく見る必要があるケースもあります。
構造のゆがみについては、オートレーザー、木材水分計、水平器などを使って計測して行きます。
オートレーザーでは、建て横方向に伸びるレーザー光を基準に、壁の膨らみや倒れ、天井の傾きの程度を簡単に見極めることが出来ます。
また、木造部分の水分が20%を越えている場合、カビが発生したり、腐ったりする原因になります。
鉄筋の状態をより精密に検査する場合などには、非破壊検査が必要になり、特別な機材を必要としますから費用が上乗せになるでしょう。
検査の目的、手法によって費用は変わってきます。

国土交通省現状検査のチェックシートや、民間資格としてホームインスペクターの資格を認定している『一般社団法人住宅管理・ストック推進協会』、『NPO法人日本ホームインスペクターズ協会』の診断方法で、客観的な診断が得られます。

■どこに相談したらいい?


資格認定を担当している機関の名簿を調べたり、問いあわせたりして、住宅診断会社を紹介してもらうのが良いでしょう。

*一般社団法人住宅管理・ストック推進協会
民間資格『ホームインスペクター』を認定している団体。
http://www.jyukan.org/homelist.php?cate=2

*NPO法人日本ホームインスペクターズ協会
民間資格『公認ホームインスペクター』を認定している団体。
https://www.jshi.org/

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