ここでは返信が早い、知識がある、清潔感があるなど、特に不動産営業マンでなくとも重要なことは置いておき、不動産業界独自の営業マンの見極め方をお伝えします。
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《信頼できる不動産営業マンの特徴》
①物件の悪いところも言ってくれる
営業マンは早く契約を決めたいために、悪いことを隠す営業マンも多々おります。
購入者様にとっては一生の買い物です。
そこに責任を感じ、悪いところはしっかり悪いと言える営業マンがいいでしょう。
②たくさんの案内をいとわない
たくさんの物件を見ることが、失敗しない不動産購入には非常に大事です。
何事も失敗しないためには経験が必要なことは言うまでもありません。
探し初めのころは、何を見ても舞い上がったりする購入者様もけっこういらっしゃいます。
やはりたくさん物件を見て、その都度ご家族で話し合い、「このエリアで、この金額で、これぐらいの広さ(間取り)の物件が出れば買い」など、しっかり言い切れるぐらいまで輪郭をハッキリさせれば、まずまず大きな失敗はしません。
そのためには、たくさんの物件を案内することをいとわない営業マンがいいです。
③物件情報をたくさん出す
これは先ほどの②でたくさんの物件案内をいとわないと申しましたが、たくさん案内するためには、たくさん物件情報を出さないといけません。
ピンと来ない方も多いと思いますが、解説しますと、お客様の条件が厳しい場合、たしかに条件に合う物件は少ないでしょう。
あるいは一件も該当しないこともよくあることです。
ただ、まだお客様の購入条件が探し初めでぼんやりしているとき、本来たくさんの物件情報が出せるはずなんです。
それでもたくさん情報を出さない営業マンが非常に多いです。
なぜならたくさん資料を出して、これも見たいあれも見たいと言われると困るからです。
もっとひどい営業マンになると、自分にとって利益が大きい物件(手数料がたくさん入る物件が存在します)しか紹介しない営業マンもいます。
余談ですが、筆者が昔働いていた不動産会社の先輩に、たくさん資料を出して怒られたことがあります。
その先輩は「たくさん資料出したらお客さんが迷うだろ!普通の物件、次に悪い物件、最後に決まりやすい物件を見せたらいい!」と信じられないことを言います。
嘘みたいなお話ですが、その先輩は3~4件の物件を紹介して、それで決めよう(申し込みをもらおう)と本気で考えておりました。
昔はこのような不動産営業マンが非常に多かったです。
ただ、少なからずこれに近い考え方の営業マンが今でも一定数いますので、気をつける必要があります。
⑤違った角度から提案してくれる
その期間は楽しくもあり、大変でもあります。
時には行き詰まり、購入そのものを見送る(いったん休止)方もたくさんいらっしゃいます。
その時に、違った角度から提案できる営業マンは素晴らしい営業マンと思います。
なぜなら、相当お客様のことを理解していないと、いい提案をするのは難しいと思われるからです。
違った角度から提案できるのは、もちろん知識も必要ですが、お客様のことを親身に考えていないとなかなか難しいものです。
一つの目安にしてください。
最後に一つ、信頼できそうな営業マンが見つかった時に、その営業マンにかける効果的な言葉をお伝えします。
「あなたから物件を買います」
不動産仲介業というのは、オリジナル商品がほぼありません。
したがって、その営業マンから買わなくても、他の会社(営業マン)から購入することができます。
ハウスメーカーなら独自の商品ですが、仲介はあくまで扱う商品はどこの会社も同じであります。
いわば情報が商品と言っても過言ではありません。
そのような理由で、常に不動産営業マンは他社から購入されることを恐れております。
だから物件に、多少悪いところがあっても目をつぶって、契約を急ごうとします。
したがって、「あなたから物件を買います」と言われるのは一番うれしくもあり、営業マンも「焦らなくてもいいんだ」という気持ちにさせてくれます。
より、購入者様にじっくり寄り添って物件探しのお手伝いができます。
参考にしてください。
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物件探しの相談も人と人とのコミュニケーションなので、当然合う合わないというのも関わってきます。
いくつかの不動産会社にお問い合わせしてみて、自身が信頼できる、相性がいいと思った営業マンをパートナーにしてください。
私たちでよければ、物件探しのお手伝いをさせてください。
㈱Qurepass(クレパス)
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