不動産購入

不動産購入のタイミングはいつ?

いつかは家を持ちたい…そんな風に考える人は多いですが、現実的に不動産購入のタイミングをどんな風に考えると良いのでしょう?20代では早すぎる気がするし、40代では子供と一緒に過ごせる時間が短いのではないかと思えます。自分にあった不動産購入のタイミングの見極め方について考えてみましょう。


■20代と40代の違い

早く家を買うと、長期ローンを組んでも60歳までに終えることができる見通しが持てます。
しかし、40代になってからローンを組む場合、すんなりと30年ローンというわけには行きませんから、20年以内で返済が終わるように考えなければなりません。
子供が成人して就職している場合には、親子リレー返済を利用する方法もあるでしょう。

『20代のメリット』
・長期ローンが組みやすい。
・はじめは中古マンション、子供が生まれるなど環境の変化で一戸建てに住み替え。
・若ければ足りなければ稼ぐ!という勢いで乗り切れることも多い。

『40代のメリット』
・資金をためる余裕がある
・ある程度の収入が得られて、支払いの余裕がある
・頭金を多くいれて短期間で返済すれば利子を節約できる


■モデルケースで考えるメリット・デメリット

・夫会社員37歳、妻パート35歳、世帯収入650万円
・住宅購入に回せる貯金額800万円
・来年長女が小学校入学、長男年中児
住宅ローンの借り入れ目安の上限は年収の5倍と言われています。
手取りを8割程度として計算すると2600万円が借り入れ限度となるでしょう。
しかし、夫の年齢が37歳ですから定年の60歳まで22年です。
2600万円を金利1.7%で22年間のうちに返済するには、毎月均等返済では11.9万円です。
ちょうどやりくり可能な金額でしょうか。
この予算で考えると、都内新築一戸建ては厳しいラインです。
しかし、リノベーション中古なら、都内でも3000万円代の住宅がありますし、手頃な感じです。
この先、奥さんがフルタイムになるなど、働き方が変われば、不足分をおいおい補っていけるかもしれません。


■30代で家をもつ人が多いわけ

先程のモデルケースでは夫が37歳の例をお話しましたが、お子さんもいて家族暮らす生活が今後10年以上続くと見込まれますし、子育てのための家をもつならラストチャンスとでもいう年齢です。
自宅を持っていれば、夫の転勤があっても、便利の良いところに自宅を持っていれば、子どもたちを自宅から通学させることも可能です。
もし、子供の独立が近い年齢になっているのなら、便利でコンパクトなマンションを選ぶという考えもあります。
ライフプランをよく考えて、自分にあったタイミングを選びましょう。

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