競売物件では、一般の流通には乗らない変わった物件が出てきたり、安く購入できるという話を聞きます。不動産購入を考えてるならちょっと興味がわいてきますね。競売物件を探すときにどんな風に探したら良いのか、その方法についてお話しましょう。
■探し方1 「981.jp」で検索&閲覧をする
競売は、抵当権が行使された場合や、負債の精算で自宅など資産を現金化する場合に、裁判所の判断で行われます。
981.jpは、最高裁判所が、競売情報を公開しているもので、全国の競売物件を検索することができます。
また、入札額の基準となる“売却標準額”や、入札申し込み必要な“買い受け保証金”の金額についても調べることができます。
通称三点セット(現状調査報告書・評価書・物件明細書)をPDFでダウンロードして読めるので、条件にあう物件の下調べが気軽にできます。ただし、個人名などが伏せ字になっているので、入札を考えているなら、裁判所で伏せ字なしのものを確認し、詳しく調査しましょう。
サイトの中には、過去の競売で、落札がいくらだったかを調べることもできますから、入札額のカンを磨くのにも役立ちます。
■探し方2 裁判所に出向き競売物件の閲覧をする
競売にかけることが決まった物件は、裁判所の閲覧室で調べる事ができます。
該当物件の所轄の裁判所では、物件の状況を詳しく知ることができる、通称三点セット(現状調査報告書・評価書・物件明細書)を伏せ字無しで読むことができます。
競売物件を探すには、希望のエリア、間取り、築年数などの基本情報はもちろん、競売の原因、現状について問題がないか事前に洗い出しておきたいものです。
もし、買い受けできることになった場合、トラブルの元になりそうな事情を抱えていないか、報告書だけでなく、現地調査を行って詰めていきます。
競売の物件探しは、「綿密な調査に基づいて、トラブルを避ける物件選びができることが大事なのです。
■探し方3 業者のコンサルティングを受ける
探し方1、2は、完全に自己責任で入札申し込みをする人にとって必須の方法です。
競売は多くの人に広告し、特別な入札資格も殆どありません(農地など、一部資格が必要な物件もあり)。
実際には、不動産業者はさらに深い情報を持っていて、人気のある都心の物件では、売却標準額の2倍近い入札額で争われることもあります。
こうなると、個人での落札は、本当に難しくなります。
競売に詳しい業者に物件探しや入札額のアドバイスを受けて入札を行う、あるいは、業者に代行してもらうといった方法もあります。
一般の人が、競売物件を扱うのはリスクを伴いますから、業者のサポートを受けるのは、賢い選択ですね。