不動産購入

競売物件での失敗例とは?

安く不動産が手に入ると聞くと、競売物件購入を狙えば自分も得できるかな?なんて思ってしまいますね。ところが、競売物件は、持ち主が納得出来ないまま、裁判所の決定によって競売にかけられていることも多く、トラブルに巻き込まれるケースもあるのです。


■ケース1 落札したくて高値をつけすぎた

何度か入札に申し込んでみたものの、半年以上ハズレ続き。公開されている落札額を調べてみると、売却標準額を下回るどころか、1.5~2倍近い落札額が目立ちました。そこで相場すれすれの2倍の額を入札して見事落札。
ところが、占有者との交渉で引越し代を出す羽目になるわ、ペットの臭いがついていて全面リフォームになってしまい、一般流通の物件を買った方が、心的なストレスが軽い分、トクだったかも…。


■ケース2 安く落札できたけれどトラブルが…

安く買うことを狙って、売却標準額から大きく出ない額で入札を続け、落札。内覧できない競売物件とは言え、以前の住人の生活用品が散乱していて、どこから手をつけたら良いのか途方にくれる状態でした。残置物の処分を任せてもらえるように、書類を作成して署名捺印をもらってゴミ袋200個を処分しました。さらに、傷んでいた塀が倒れて隣の家の車を直撃。安く購入できたと喜んだのもつかの間、トラブル続きの上、隣人との関係も気まずく、後悔しています。


■ケース3 離婚後ローン未払いの物件でトラブル

ローン未払いのため、抵当権が行使されて競売にかけられたという表向きでしたが、離婚した妻子が住んでいました。ローン未払いになった経緯まで調べることなく、入札していまい、購入権を得たのに、持ち主の愛憎劇に付き合わされるハメに…。もともと、夫がローンを払い続け、妻子がそのまま住む約束だったそうです。引き渡しまで半年ほどかかってしまいました。
少しくらい安く買えても、後味が悪く、メンタルがやられそうでした。


■競売物件にはリスクがつきもの

競売物件について、裁判所は入札を行い、購入権をもつ入札者を決定しますが、その後は自己責任です。
占有者の退去を巡って、法的措置に訴える強制執行に出る場合には、予納金が必要で数十万円かかることもあります。
不動産取引や、所有権、法規則などの知識があり、リスクを解決するスキルがなければ、入札を成功させたあとに苦労をするでしょう。
競売物件に興味があるなら、まずは、競売に詳しい業者に相談してみましょう。
・業者が代行で入札をする。
・業者が競売で仕入れてリフォームした物件を購入。
どちらも個人で競売物件を入札するより、リスクを下げられます。

★競売情報
http://981.jp/agent0_qurep.html

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