不動産購入

競売物件のリスクを下げる買い方

競売物件は、市場価格よりも安く買えます。これは、競売物件特有のリスクを考慮しての価格設定だといえます。入札から引き渡しまで、権利関係や法的規則について注意を払っていなければなりません。競売物件のリスクを下げて購入できる方法について考えてみましょう。


■競売物件のリスクを下げるには?

競売物件を手に入れるには…
① 単独で入札に申し込む。
② 競売に詳しい業者にバックアップしてもらう。
③ 業者が競売で購入した物件を割安感のある価格で購入する。
3つの方法の中で一番安全性の高い方法は③です。
競売の入札は、特に資格は必要なく、個人で申し込むことができます。しかし、内覧せずに購入しなければならないのに、『売り主のいない売買』のため、あとで瑕疵が見つかっても保証されません。
物件の状況をまとめた3点セット『現状調査報告書』『評価書』『物件明細書』から、権利関係や法的規則の問題がないか読み解き、自己責任が降りかからないようにしておかなければなりません。
全く単独で入札に臨むのは、購入費用を抑えられても、その後のトラブルに対処できる自信がなければ難しいでしょう。
②のように相談しながら進められる業者がいれば心強いですが、何かトラブルがあれば責任は購入者にあります。


■競売物件の買い方は?

では、もう少し詳しく、入札に参加する場合について見ていきましょう。
裁判所での閲覧や、ネット上の「981.jphttp://981.jp/などを使って欲しい物件が見つかったら、買い受け保証金(価格の2割程度)を振り込んだ上、入札申込みをします。


一番高額をつけた場合、『登記識別情報通知書』(権利書にあたります)を受け取ることができます。
このとき重要なのは、あとからトラブルが起きそうな、権利での揉め事、測量の不備、隣人など周辺環境をしっかりチェックしておくことです。
競売物件は、内覧ができません。3点セットと呼ばれる『現状調査報告書』『評価書』『物件明細書』は、不動産鑑定士の調査に基づいて作成されおり、リスクの芽を発見するのに役立ちます。


■個人で競売に入札するときには…

 建物が建てられない土地や、金融機関の融資を受けられない土地や建物など、特別な規則がある物件が競売にかかることがあります。
また、カギの受け渡しは、裁判所が仲介するものではないため、一般の売買のように、代金振込みでスムーズにカギがもらえないケースもあります。
また、部屋にはいったら、ものが散乱していたり、ガラスが割れている…といった場合もあります。
不動産の知識がないと、妥当な入札金額を評価することが難しく、入札が通った時には、リスキーな物件を掴まされているというキケンがあるのです。

★競売情報
http://981.jp/agent0_qurep.html

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