不動産購入

住宅ローンを使うメリットとは?

ローンを組むことに不安を感じる方もいるかもしれませんが、必要なタイミングで住宅を手に入れられる以外にも、住宅ローン利用にはメリットがあります。
マイホーム購入の資金計画を立てるときに知っておきたい、住宅ローンのメリットを紹介しましょう。

 

■住宅ローン利用で減税効果

すまいとして使うための住宅購入やリフォームに、住宅ローンを利用した場合、減税効果が期待できます。
いわゆる「住宅ローン減税」では、年末のローン残高の10%が所得税から控除され、控除しきれない場合は、住民税から10年間控除されます。
対象になるのは、平成31年6月30日までに入居、ローン期間10年以上です。
優良住宅などの条件に合えば、年間40万円を限度に控除が受けられます。
ローン残高に応じて控除額が決まるので、初年度は最も控除額が大きくなり、所得税+住民税がほとんど相殺されてしまうケースもあります。
初年度は、確定申告が必要ですが、サラリーマンや公務員では、一度手続きを行えば年末調整で手続きできるようになります。
生命保険料の控除申請と同じ感覚で、職場に申請用紙とローン残高証明書を提出すると、給与振込に上乗せされる形で戻ってきます。
(参考)国税庁 マイホームの取得や増改築などしたとき
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/shoto303.htm

 

■格安の生命保険がセットされる

住宅ローンは、高額なうえ、返済期間が長いですから、返済期間中に亡くなった場合には、生命保険で残高を精算出来るように、生命保険加入が必須です。
団体信用保険として、返済不能な深刻な障害や死亡に備えるもの以外にも、病気に対する補償がセットされているタイプに加入することが可能です。
医療や死亡に備えての保険加入は、どなたも検討するところですし、残された家族が住宅ローンなしに、マイホームに住み続けることが出来るのは安心です。
貯金をはたいて現金が全く残っていないよりも、余力を残してローンを返済していく方が、万が一のときに手元に残る現金が確保できます。

 

■キャッシュフローに余裕が出来る

“金利がかかるから住宅ローンは繰り上げて返す”という常識が必ずしも当てはまらない時代になりました。
もちろん、資金に余裕がある場合は、早く返済を終えるに越したことはありません。
しかし、超低金利になっている現状では、フラット35で返済期間35年の住宅ローン金利が、年1.120%~年1.670%(借り入れ9割未満)、年1.560%~年2.110%(借り入れ9割以上)となっています。
減税が受けられる10年間はムリに返済を繰り上げず、貯蓄しておくのも手です。
住宅ローンを使って節税し、手元の現金をキープしながらの住宅購入が可能なのです。
子育て時代の、マイホームが一番必要なときに、購入を検討出来ますね。
(参考)フラット35 金利水準【平成29年3月】
http://www.flat35.com/kinri/index.php/rates/top

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