大家さん業では、リフォームのセンスや質が強力な武器になると言われています。
清潔感があるのはもちろんですが、他の物件にない個性をプラスしてくれるアイディアや、センスの良さが重要です。
大家さんに知ってほしい、リフォームの経費のかけ方についてお話しましょう。
■アクセントクロスで個性をアピール
入居者の入れ替えのとき、クロス全面張替えをしても、他の物件と比べた印象は弱く、内見者の観点も、クロスが新品だということよりも、設備の使いやすさや充実度、周りの環境に向けられがちです。
クロスのグレードにもよりますが、1室を張り替えるのに8~10万円程度の費用がかかっても不思議ではありません。
ただ、3面を量産型のグレードの低めのものを使い、1面のみ個性的なはっきりした色合いのものを持ってきて、『アクセントクロス』として使うと、雰囲気がぐっとおしゃれになります。
特に、ナチュラル系の家具が似合いそうな建具とあわせておけば、今人気の北欧風のコーディネイトにもしっくり来ます。
賃貸の場合には、いつか引越しをすることが前提になっていますし、少し攻めたデザインが◎です。
■ハンモック付きの部屋が人気を呼んでいる
ハンモックを導入して空き室対策をしたところ、すぐに埋まってしまったといいます。
スペースが有効に使えますし、ちょっと遊び心があって憧れるという方も多いのではないでしょうか。
ハンモックは強度のある柱が確保できれば、2万円程度で設置できますし、補強工事が必要でも、壁紙全面改装よりも安い経費で可能です。
(参考)クレパス(ハンモックのあるリビングの画像イメージ)
https://qurepass.com/reformsitai_kata/
単身者はもちろん、子育てファミリーなど、若い世代の目を引くアイテムです。
築年数にかかわらず、目を引くアイテムや、実用的な収納など、使い勝手とおしゃれが両立できる安い経費で取り入れられる装備を追加するのが、デキル大家さんのやり方でしょう。
■どんな業者にリフォームを相談すべき?
少ない経費でインパクトのあるリフォームを提案してくれる、デザインにもこだわりを持った業者が頼りになります。
質の良い仕事をしてもらうのはもちろんですが、部屋の古臭いイメージを変えることが出来なければ、リフォームの意味がなくなってしまいます。
出来れば、賃貸のニーズに詳しく、入居希望者を引きつけるアイディアと施工技術を持った業者に相談したいですね。
フォーム、賃貸、物件売買をトータルに行っている業者であれば、申し分ないでしょう。