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ガス料金、節約できる?

 

お宅のガス料金、安くなるかもしれないってご存知でしたか?

2017年の4月から都市ガスの自由化が決まりました。つまり、一般家庭でもガス料金やサービスの内容を比較して、好きなガス会社を選ぶことが出来るようになったということです。

とは言っても、どうやって選ぶのかピンと来ませんよね。

今回は、都市ガスの自由化によって私たちにどんなメリットが生まれるのかを、ご紹介したいと思います!

 

メリット①:ガス料金の低下

日本のガス料金は海外の主要都市と比べ、大幅に高いと言われています。

しかしそれは、自国内にガス田やガスのパイプラインがあり輸送コストが安いわけで、それに比べ日本は輸送費に高いコストがかかっているから、どうしても高くなってしまうのです。

ガス自由化の一つの目的として、この海外の各主要国との料金差を埋めるということがあります。

今までのガス料金は、総括原価方式(かかったコスト+ガス会社の利益)によって※₁決定されていました。※₁料金の決定には経済産業省の許可が必要です。

かかったコストを上乗せして顧客に請求できるとなると、どのくらいの利益が上乗せされているのか?と疑問に思いますよね。

しかしガスの自由化によって、料金が高いとなれば顧客は利用しなくなるので、無駄なコストを掛けられなくなっていきます。

そのことを踏まえてガス会社がコスト削減に徹底的に取り組む→ガス料金が値下がりする、ということが期待できるのです。

そこで果たして、ガス料金は毎月どのくらい安くなるのでしょうか?

各社サービス内容、地域によっても差があるので、いくらと断定はできませんが、日経新聞2016年5月9日の記事に、日本化瓦斬の和田眞治社長が「最低でも現状より10%安でないと、消費者に支持されない」と発言しています。

つまり、ガス自由化によってガス料金が10%安くなる可能性があるということです。総務省の「家計調査」によれば、2015年のガス料金の平均額は4913円/月となっており、それを基準に計算してみると、一か月あたり約491円、年間約5900円、の削減が期待できることになります。

一か月でだけでみると大したことはないように感じるかもしれませんが、5年、10年、それ以上で計算して長い目で見てみると、大きな差になりますね。

 

 

メリット②:サービスの向上

各社が自由に売れるとなると、料金だけではなく、サービス内容にも差が生まれてきます。より魅力的なサービスを提供するために、技術面もUPすることでしょう。

例えば、光熱費をまとめてお得にできる[電気+ガス]のセット契約。

既に電力自由化がスタートしているため、今後はガス会社が電力を、その逆のケースも増えてきており、セット販売を表明している会社もあるのでセット契約での割引に期待できます。

ちなみにイギリスでは[電気+ガス]のセット販売が取り組まれているので、その需要がいかほどか参考になりますね。

経済産業省のホームページにも書いてある通り、料金メニューやポイントサービスや定額制といったような、各家庭に合ったサービスプランを選ぶことが出来ます。

更に料金比較サイトを見て検討し、その場で契約出来る環境も出来始めており、ますます気楽に問い合わせ、検討できるようになっています。

 

メリット③:安定供給

ガス自由化になるとガスの供給が不安定になるのではないか、という懸念も聞かれます。

電気やガスなどのエネルギーの供給は、安定供給が一番大切なことから、一定の独占が認められてきました。

しかし、そのガス会社に何かあった時の影響や不安はどうなのでしょう。その問題点解消も考慮し、ガス自由化と合わせて、導管網の整備も進められます。簡単に言えば、地域同士のガス管のことです。都市間の供給ラインも強化されます。

現在は、各ガス会社の営業エリアが近い地域でもガス網が繫がっていないことの方が多いのが現状です。

ですがこれでは自由化のメリットが行き渡らないので、ガス会社同士で接続しよう!という流れ加速しているため、これからどんどん選べるガス会社が増えていくことでしょう。

さらに、経済産業省のホームページにも、導管網の整備を進めていくことによって、災害時を含めた安定供給の体制を強化する狙いもあります。

現在の都市ガスの普及率は約50%ですが、普及率が高くない理由として、ガス管が自宅まで届いていないということがあり、やむを得ず高いプロパンガスを利用している家庭も少なくはないようです。

ガス自由化に伴って、ガス管整備により、都市ガス網の充実、プロパンガスから安価な都市ガスを使う家庭が増えてくるかもしれません。

 

まとめ

ガス自由化のメリット、いかがでしたでしょうか?

メリット①ガス料金の低下

メリット②サービスの向上

メリット③安定供給

みなさんもこの機会に是非ご自宅のガスについて見直してみてはいかがでしょうか。

 

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