不動産オーナー様へ

家賃をいくらにするかどう決める?

賃貸にできる物件を持っているのだけど、家賃はいくらにしたらいいの?という大家さんは多いものです。
なんとなく駅からの距離や広さだけでざっくり相場通りに決めてしまうと、競合する相手に負けてしまいます。
すぐに空室がうまる入居者募集のポイントと家賃の決め方についてお話しましょう。

 

■競合物件の情報収集を綿密にする

よく似た条件の物件が競合した時、入居者希望者はなにをキメテにするのでしょう?
① 家賃
② 広さ、間取り(動線の良さ)
③ 日当たり
④ 水道光熱費(ランニングコスト)
⑤ アクセス(駅の近さ、通勤通学の便利)
⑥ 環境(買い物・交通量や騒音)
⑦ 設備の良さ
⑧ センスの良さ
⑨ 清潔感
⑩ ささやかなオプション(屋根付き自転車置場、人感ライト、宅配ボックスなど)

部屋の広さ、日照、立地やアクセスが変わらないなら、家賃が安い方に流れます。
ただし、安ければそれで良いという入居希望者ばかりではありません。
物件があるエリアに住みたいと思う人がなにを求めているのかを研究するする必要があります。
日中家にいない単身者であれば、①家賃、⑤アクセス、⑦設備、⑧センス、⑩ささやかなオプションがキメテになりやすいです。
ファミリーで、奥さんと子供が日中家にいる場合は、①家賃、③日当たり、④水道光熱、⑥環境をチェックした上で、⑦設備、⑧センス、⑩ささやかなオプションに魅力を感じるところに決めるのではないでしょうか。

 

■できるだけ家賃を下げたくないなら…

入居希望者は、しっかりお金をかけてリフォームした部分を評価してくれる事もあれば、宅配ボックスや、アクセントクロスなどのちょっとした点を気に入ってくれることもあります。
競合するライバル物件との差別化が難しいと思われる場合でも、ターゲットにアピールするささやかなオプションがキメテになるケースもあります。
・アクセントクロスでおしゃれに見える
・ハンガーをかけられるバーが付いている
・照明にリモコンが付いている
ごく小さな差でも、ターゲットの価値観に引っかかることで、相場と同じかちょっぴり高い家賃のまま、契約を決めてもらえるのです。

 

■センスとリフォーム技術のある業者に相談

アイディアと技術が噛み合えば、競合物件に負けない競争力をアップさせることができます。
せっかくのアクセントクロスも、センスが良くなければ効果が発揮されませんし、おしゃれなイメージでアピールするにはバランス感覚とリフォーム技術が必要になります。
家賃金額を相場通りで決めてもらうには、センスとリフォーム技術の高い業者に相談してすすめることがポイントになるのです。

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