不動産オーナー様へ

家賃を下げるしか築年数をカバーできないの?

所有している物件を貸したいけれど、築年数が経つと家賃を下げるしかないのでしょうか?
家賃レベルをキープするには、建替えしかないのかと悩んでいるなら、リノベーションやリフォームについて知っておきましょう。

 

■国策が中古住宅の活用を後押ししている

平成28年3月に住生活基本計画が発表され、中古住宅の活用が進められています。
・住宅ストック活用型市場への転換を加速
・既存住宅流通・リフォームの市場規模を倍増
(参考)国土交通省 住生活基本計画
http://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000106.html
古い物件を持っていて、家賃を下げるしかないのかと思っていたなら、より少ない投資で物件の価値を高める工夫を検討しましょう。
中古住宅を資源として活用する意識がなかった時代には、利益を生まなくなれば取り壊して新築し、高い家賃で貸し出すというサイクルが主流でした。
けれども、古い住宅を生かしてリフォームする手法なら、新築よりも少ない費用で、住宅を生まれ返らせることができるのです。
技術の進歩で、間取りの変更もかなり自由にできますし、壁や柱の構造を変更せずに、リフォームで見栄えを良くすることも可能です。

 

■物件の価値を高めるリノベーション

中古物件をリノベーションしたカフェが人気になっています。
昭和の雰囲気を残したすりガラスの扉を残しつつ、躯体を補強して開口部を広げたり、リビングスペースを大きく取ったりなど、完全な新築とは違うはずなのに、温かみのあるステキな空間づくりが可能です。
また、住宅性能を向上させるばかりでなく、賃貸としての魅力やインパクトをプラスすることで、家賃を下げずに入居者をゲットする方法もあります。
ハンモックを賃貸物件に追加したり、アクセントクロスでおしゃれな雰囲気にしたりなど、予算に応じて手を加えるいろいろな方法があります。

 

■中古住宅の再生が得意な業者に相談

家賃を下げずに入居者を得るには、ほかにない個性や魅力をプラスするセンスが必要です。
キッチンなど新しい設備をいれても、部屋全体が野暮ったく暗い場合には効果が半減です。
シンプルな手持ちのインテリアを置いても、おしゃれに決まるような部屋ならば、誰もが住んでみたいでしょう。
クロスや間取りの変更、どんな設備を組み合わせるかは、プロに相談するのが一番です。
所有物件のエリアにある、リノベーション物件を得意とする業者ならば、どんなターゲットにアピールすると効果的か知っていますし、センスの良いリフォームプランを提案してくれるでしょう。

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