賃貸探しをする場合、“まずはネットのサイトから候補を絞る”という方も多いですが、できれば、希望のエリアに詳しい業者の情報も当たってみたいところです。
失敗しないための、押さえておきたい注意点をまとめていきましょう。
■大手サイトのみに頼る落とし穴
大手サイトの賃貸情報は、数が豊富で相場感を養うために参考にしているという人も多いのではないでしょうか。
ところが、登録されている物件の家賃表示を機械的に相場として表示しているので、実情とのズレがあるようです。
また、大手サイトに登録されている物件は、いくつかの似たようなサイトに同時に登録されていて、問い合わせを待っているものが多い…。
つまり、誰もが住みたいと思うような『日当たりよし、良心的な家賃価格、立地条件よし』と三拍子そろった物件は大手物件サイトに出てくる前に、決まってしまうものも多いということです。
通勤通学に適したエリアの不動産業者へ直接問い合わせた場合、大手サイトには上がらない物件に出会えたり、地元業者ならでは視点でのおすすめポイントを聞いて選んだりすることが出来ます。
ネットで下調べをして、希望のエリアを絞ったら、そのエリアに通じた不動産業者に直接相談してみましょう。
■後悔しない家賃予算の決め方
実際に部屋選びを進めていくうちに、予算に少しだけ上乗せした物件での契約になってしまうことがあります。
どうしても築浅の物件はキレイでよく見えますし、交通機関の利便性などデータ上魅力的な物件を選びたくなってしまいますし、予算の上限の物件を勧められることも多いので、つい、高い物件を選んでしまいがちです。
家賃の目安として『収入の○割』とする場合がありますが、これは個人ごとに変わって来ますから、自分の場合、家賃にどれくらいまでかけて大丈夫なのか家計プランを見直しておくことが大事です。
月収22万円の人が、8万円前後の家賃を出すのはムリなことではありませんが、趣味や習い事をしたい場合や、食費を削るのはムリと思うなら、きついかもしれません。
スマホやネット代にもお金がかかる時代ですし、食費はあまり切り詰めると、かぜをひきやすくなるなど健康状態が心配です。
基本的な出費を確保した上で、どれくらい家賃に出せるのかバランスを見て決めましょう。
■実際に住んだときの環境は?
・設備や見た目で決めたけれど、住んでみたら音が筒抜けだった
・ゴミルールを守らない人がいてがっかり
・駅までの道のりが、予想以上にアップダウンが多かった
・住んでみたら臭いが気になってがっかりした
ネット掲載の画像や、データだけではわからない要素まで調べて部屋選びをすることが、後悔しないポイントです。