不動産オーナー様へ

空室率に負けない方法とは?

空室率上昇は、賃貸オーナーにとって頭の痛い問題ですね。
一括借上げを利用する場合にも、2~10年で見直しがあり、ローン終了まで安泰とは言い切れません。
常に満室をキープするために知っておきたいことを紹介しましょう。

 

■相続税対策で個性のない物件は不利

東京の空室率が上がっていると話題になりましたが、この背景には、相続税対策や投資目的のマンションアパートが増えたことがあります。
2016年にはゼロ金利政策の影響で、金融機関がマンション向けのローンに力を入れていたことも供給増につながりました。
このため、競合物件が多いエリアの物件、立地のニーズに合わない物件は空室率に悩まされることになったのです。
なかでも、相続税対策で、建築費(投資額)を安く抑えて利回りを追求した物件は、『ニーズに応える個性』を持たない物件が多いようです。
立地など条件の強みをどのように活かすかまでプランニングしていない物件は、入居希望者が集まりません。
新築でなくとも、エリアのニーズに合った個性のある物件のほうが目に止まりやすく、問い合わせが来やすいということを心に止めておく必要があります。

 

■競合する物件との差別化がカギ

最近話題になっている個性派の成功例を見てみると…
『ハンモックのあるワンルームマンション』
メキシカンハンモックが備え付けになっていて、追い焚き風呂、TVインターフォン、宅配ボックスなど、設備も整っています。十分な条件と個性で、家賃が高めでも常に満室です。
『雑木林と隣接する菜園付きコミュティ』
23区内ではない田園地帯の立地を活かして、菜園を交流の場にしている物件があります。駅から離れているにも関わらず、募集告知と合わせてワークショップを行ったことで、すぐに満室になりました。
『町会やコミュニティに積極的に参加できる工夫がある』
下町的な交流を特徴にし、町会加入を義務付ける代わりに、オーナーが積極的にコミュニティづくりに貢献している物件があります。バーベキューやお祭りへの参加など、地元に溶け込める心地よさが人気です。

 

■大手サイトに頼り過ぎない募集方法

個性派の物件が満室になる理由は…
・他にない特徴が目を引く
・入居希望者の「欲しかった!」に刺さる
・限定発信で情報量に埋もれない
大手サイトに任せておけば空室率を下げられるのでしょうか?
実際はそうとも限りません。
エリアに絞って、物件の個性にハマる入居者と出会うことが確実な入居につながります。
地元のニーズや相場、エリアの情報に詳しく、競合物件との差別化をリードしてくれる仲介・不動産業者と組むことを考えてみましょう。

ブログ不動産関連記事をもっと見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます