不動産オーナー様へ

家賃の決め方、空室を出さないプロの方法とは?

空室を出さずにしっかり収益を上げるには、家賃の決め方がポイントになります。
周りのライバルになる物件と比べて、納得してもらえる額を設定出来なければ、希望者を集めることも出来ません。
空室をださない賃貸のプロはどのように家賃を決めているのかお話ししましょう。

■競合物件をリサーチする


部屋探しをしているときに、借り手は1000円でも家賃の安い物件を探します。
検索サイトを利用するときにも、価格帯で希望の条件を絞り込んでいきます。
・立地、環境
・築年数
・設備
・日当たり
競合物件と比べて強みになるポイントあって同額の家賃であればきっと選んでもらえるでしょう。
高い場合には、それだけの価値を感じてもらえるかが分かれ目になります。

■家賃を下げずに満足度を上げる方法とは?


家賃を周りと比べて、借り手がお得に感じる工夫を考えて見ましょう。
たとえば、家賃を1000円安くして、自分の物件とほぼ同じ条件の物件があったとします。
リサーチの時点では、1000円の差に魅力を感じているでしょう。

<家賃を下げずに初期費用を削る>
ところが、初期費用にクリーニング費用や鍵の交換費用などが計上され、仲介手数料を入れた初期費用が家賃の4倍を超えていたとします。
そこで初期費用の経費を削ったり、フリーレントの期間をつけたりして、入居のハードルをさげると決めてもらいやすくなります。
<家具・家電をサービス>
都心マンションやアパートは、とりあえずすぐに暮らせる物件を探している人も多いですから、家電や家具が備え付けられている物件に魅力を感じる人も多いです。

■条件を調べてターゲットを絞り込む


都心オフィスに通勤する、一人暮らしのビジネスパーソンなら、通勤に使う駅から物件までの間に、コンビニやクリーニング受付があると満足度が高くなります。
家賃も、条件さえ良ければ7万円~10万円くらい出せる人が多いでしょう。
一方、派遣やアルバイトなどでは出来るだけ安く借りたい、6万円を切るような物件はないかと探しているケースもあるでしょう。
持っている物件の価値をリサーチした情報から判断して、どういったターゲットにアピールするのが良いのか、希望利回りを達成するためには、いくら以上の家賃をつけるべきなのか、といったバランス感覚が要求されます。

■ターゲットにとっての価値を高める


① ローン返済や必要経費をカバー出来る収益のラインをはじき出す。
② 周りの相場、条件と比べて希望家賃に満足感が出るように設定する。
③ 家賃を下げず付加価値をプラスできる方法を工夫する。

初期費用が安く、ターゲットに刺さるアピールポイントを作っておくことが、希望の家賃額でやっていける秘訣です。

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